日本の製造業でCO2排出量が一番多いのは「鉄鋼業」です。
鉄鋼を製造するには、「鉄鉱石」を初めとする「原料」が必要です。またそれらを採掘するためには「重機」や輸送するために「車両」や「船舶」等が必要でその燃料は石油などが多く使用されております。「燃料」は燃焼すると地球温暖化の要因とされているCO2を排出します。
製造の際には「原料」を加熱することで溶解し、精製され冷却するのにも巨大な「電力」が使用されております。昨今この「電力」には多くの「燃料」が使用される様になり、鉄を作るためには多くのCO2が排出されることは、必要とも言えます。
しかし、それは当社にとっても必要な「エネルギー」
鉄鋼は機械製造業の末端にある当社にとっても、必要な原料です。
機械を1台製造するのに当社では、鋼材を平均200kgは必要でそれは他の製造業を営んでおられる会社様も大なり小なり同じことと考えます。
しかし、その原料をどう使用するかは千差万別。
省エネルギーの機械を製造する、また繋がる機械を製造したり新しい技術の開発、人命を守る、強度を確保する・・熱を伝える冷やす・・etc
鉄鋼はこれらに適した素晴らしい原材料で、「鉄鋼業」で使用された「エネルギー」は当社にとっても必要な「エネルギー」と言えます。
もちろん、皆様も・・・
鉄素材は巡り巡って、形や重さを変え皆様の手に渡るかも知れません。
ただ、どの様な形であれ鉄素材は巨大な「エネルギー」を使用されて出来たものであり地球温暖化効果ガスを排出されて出来たものと思って差しつかえないと思います
鉄は優秀なリサイクル素材
鉄はリサイクルとしては優秀な素材と言えます。
家電リサイクル法や分別回収なので回収された素材は、廃プラスチックなどと還元されもう一度、新しい「鉄鋼」に生まれ変われます。
製鉄所では、莫大な環境投資を行い省エネに勤めトータルで温室効果ガスの削減に貢献して企業と言えます。
しかし、リサイクルと言ってもそれを行なうにはまた「エネルギー」を使用することになります。
当社も何か出来ないか
鉄鋼を加工し使用・消費している当社も、何か協力出来ないか考え「中古食品事業」を始めました。単に廃棄するのではなく、機械として再利用出来る様に少量の鋼材を使用し整備、販売する。また省エネ機械になる様インバータや機械動力の再検討を行なう。つまり「リサイクル」より「リフレッシュ」と理念に基づいております。
それが地球から見た場合、小さなことかも知れませんが環境に向き合い将来の為にお役に立てる企業と考えております。
それが、巡り・・・
「中古食品機械」をご購入された方も、当社の考えに賛同して頂いた協力会社様と認識しております。費用や納期面から考えた機械ではなく、地球の為に考えた機械を導入して頂いたと、考えております。
作成 ハービーテクノ(株) 担当 三木